DATE : 2008/07/01 (Tue)
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NPO法人日本ソーシャル・マイノリティ協会・玄秀盛新宿救護センター所長
亡くなった夫がつくった300万円の借金を抱えた福島県の86歳の女性が、玄さんのうわさを聞き付けて歌舞伎町までやって来た事例について話した。
「毎月15万円ずつ返済していて、死んだ主人の墓も建てられない、孫にランドセルも買えないという。サラ金会社が8社ほどあり、まだ以前の29%ぐらいの金利で払っていて、身内にも借金をつくっていた。行政に知れたら村八分にされるから相談できないという。でもおれのところに来たらたった10秒で解決した。『払わんでええ』と言った。この安心感で号泣する。300万円が(還付金で)還ってくると言うとまた号泣する。悔しいのは、何で福島でもどこでも耳を傾ける場所がないのかということ。弁護士のところに行ったら、『事務所で話を聞きましょう』と言ったら30分で1万円や5000円掛かり、またお金をつくらなければいけないと思う。最終的に還付金で385万円取った。(亡くなった夫の)お墓を建てて、孫にランドセルを買って、80万円残った。そしたらおれのところに寄付として持って来る。『おばあちゃんあほか、あんたの葬式代にしとき』と、うちは無料相談だからもちろん受け取らなかった。こうした人も助けられない世の中。それが毎日起こっている。こういう環境に置かれた時、どう光を当てるかだ」
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行政の対応はこれでいいのか?
弁護士は本当に弱者の味方か?
団信廃止はよかったのか?
※団信=団体信用保険
債務者がお亡くなりになった場合、残債務を保険会社が支払い相続人へ請求が行かない制度。保険料は貸金業者が支払うため、債務者は無料。団信を目当てにした、行き過ぎた回収があるとの批判を受け、消費者金融各社は、団信の取扱いを中止した(その後、法的にも不可となった)
机上の論理と現実が、
非常に乖離していると思う…。
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