派遣切り騒ぎが招いた結果

世界の亀山モデル・・・

といえば、シャープの液晶テレビですよね。

何がどのように高品質なのか、

未だにアナログ派の私には区別が付かないが、

液晶＝アクオス＝亀山モデルという、

ブランディングは天晴れとしか言いようが無い。

しかし、驚くことにその亀山モデルが消滅するそうだ…

亀山工場で液晶パネルの生産を、

中国の工場と堺工場へ移管する計画だという。

シャープの社長は、いろいろ理由を説明しているようだが、

本音を言えば、やはり人件費の問題だと思う。

つまり、より人件費の安い海外へシフトって事。

考えてみれば妥当な話しで、

今はどんなに良いものを作ろうが、

値段が高くてはヒット商品にはならない。

如何に良質な製品を安価に開発するか、

そこがベースとなって、はじめて勝負が出来る。

で、シャープの決断だ。

昨年来の派遣社員に対する処遇が原因とみる。

つまり勝負が出来る製品を、日本国内で生産するには、

そこで働く工員の人件費を海外並みに抑える必要があり、

その手法として派遣社員・契約社員などの、

非正規労働社員という雇用体系が有効だった訳で。

あれだけマスコミや野党に叩かれては、

メーカーとしてもう国内では生産できないと判断しても

まったく不思議なことではない。

派遣切り云々で騒いだ結果、正社員で雇用される事は皆無。

派遣としてすら雇用される場を無くす事になるとは、

なんとも馬鹿らしい話しである。

貸金業法の改正についても言えるのだが、

いい加減に経済音痴の有識者が、くだらない正義感を

振りかざして、結果的に社会に混乱を招くなど、

阿呆みたいなことは止めて頂きたい！

切に願っております。