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DATE : 2010/09/10 (Fri)
昨晩、眠って起きたら事態は急展開です。

当然一番の責任はワンマン経営の末に不良債権を積みました木村剛氏にあるのですが、ここまで来るまでに管理監督を怠ってきたお上・金融庁も非難されて然りと思います。

元々無理、無茶なビジネスモデルだった訳で、通常の銀行よりも厳重に管理監督がなされるべきでした。大体、ノンバンクの債権を銀行が買い取るって、正気の沙汰とは思えません。一時的には収益が向上し開行以来、初の黒字化につながる訳ですが、その行く末は不良債権の山、山、山。今日に至るわけです。

木村剛氏は、いわゆる金融エリートなんですが、エリートが故にこれまでノンバンクが主戦場としてきたハイリスク・ハイリターン市場は、手中に収めることが出来なかったのでしょう。たまに銀行員の友達と話すと、個別の案件に対してのリスク管理が全く違うと感じます。

これまでノンバンクがリスクの高い中小零細企業を相手に融資を行ってこれたのは、それ相応の債権管理が出来たから。その部分が銀行・信金・信組等、一桁%での融資との大きな差です。債権管理に必要なコストを吸収するためには、十数%の金利が増加する、つまりミドルリスク・ミドルリターン市場は存在しない、中間は無いのだ。

その辺りが読め切れなかった点は新銀行東京と通ずるものがあり、最近なりを潜めている新銀行東京にも何かしらの波紋が拡がるだろうと予想できます。預金者への影響が限定的ということで、初のペイオフとなったわけですが、ある意味一番影響があるのが新銀行東京かも知れません・・・。

さて、振興銀行にお金を預けたもの、振興銀行からお金を借りているもの、様々な関係者の戦いが始まります。全て丸く収まるわけありません。自己の利益を確保する為には、他人任せでは無く自身で学び動く必要があります。自己責任、最近お座なりにされていますがそれこそが最重要。責任を持って行動できる人にしか、権利は主張できませんから。

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