category: 利息制限法と出資法
DATE : 2006/09/22 (Fri)
DATE : 2006/09/22 (Fri)
債権者として思う。
昨今の法改正に伴う議論、マスコミの報道、なんとも不恰好というか的外れというか、まったく目的である「多重債務者の救済」を果たせない内容だと思う。
特別金利=対象は新規客のみ←新規客に対しては金利を優遇してでも獲得したいもの。わざわざ、貴方は新規だから特例の高い金利を使用します、なんて適用できるわけがない。
上限金利の劇的な低下は、当然貸し渋りになり、貸しはがしになる(総額規制も採用されるようだし)結局は、正規の業者に相手にしてもらえず、闇へ向かう。
そこをどう防ぐのか、まったく先が見えない。話し合いはどーなっているのか。
政治かも弁護士も、闇を100%防止できる対策を考えて欲しい。そうでなければ、何も解決にはならない。
今の現状、ますます闇が蔓延る仕組みになっていくとしか考えられない。
誰だって金利は低いがいいに決まっている。しかし、金利はリスクによって変化する。必要だから高いのである。そして、高い金利が嫌なら借りなければいい。
返せなければ、借りなければいい。
根本的な問題は、「借りる側の意志・判断」なのではないか。
「溺れる者はワラをもつかむ」
ワラをつかんでも助からない、確実に溺れ死ぬ。
つかめば助かるものをつかむべきである。
自己破産・民事再生・特定調停等、現状でも助かるものは整備されているじゃないか。ただ、その存在や使用方法が周知されていないだけ。
まったく本質を捉えていない議論がいつまでも続いても、
解決策など出るはずがない。
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