多重債務者半減のまやかし

多重債務者半減、１月末51万人　貸金業規制映す

　借金を重ねる多重債務者が減っている。貸金業者からお金を借りた個人の信用情報大手の日本信用情報機構（東京・千代田）によると、借り入れが５件以上ある多重債務者数は１月末に前年同月末比24万人減の51万人となり、ピークの半数以下に減った。融資を年収の３分の１までに制限した改正貸金業法の完全施行をきっかけに、借り入れを整理する動きが進んでいるとみられる。

nikkei.com
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こーゆーのを、世論操作と言うのかな。


タイトルだけを見ると、貸金業法改正の
効果として多重債務者が半減したと読める。


でもね、記事中にもあるとおり、
借入先が５件以上ある人が減っただけ。

これは当然の話だ。

総量規制があるのだから、複数の貸金業社が
融資を行うことは困難である。


つまり、

多重債務者の定義が変わったのだ。


現状で言えば、３社から貸していれば、
多重債務者と言えるだろう。

３社からの借り入れしかなくても、
自己破産に陥る可能性があるのだ。

それと無収入の専業主婦。

彼女らは、自身では１円も借りれないので、
１社でもあれば多重債務者と言える。


そういう現行の多重債務者は
何人いるのだろうか？

詳しい統計はわからないが、
おそらく数百万人いることだろう。

まぁその辺の事情は天下の日経さんだから、
当然理解しているだろう。

わかっている上で、センセーショナルな
記事を書いている。

そう、私は理解している。



勘繰りすぎか？